科学・技術・12月24日
アポロ8号が月の周回軌道に乗った日
1968年12月24日、アメリカの有人宇宙船「アポロ8号」が人類史上初めて月の周回軌道に乗ることに成功しました。乗組員である3人の宇宙飛行士は月を周回し、クリスマス・イーブンには月軌道上から歴史的なテレビ放送を行いました。この偉業は、翌年のアポロ11号による人類の月面着陸に向けた決定的なマイルストーンとなりました。
アポロ8号の打ち上げと目的
アポロ8号は、サターンVロケットによって打ち上げられた初の有人宇宙飛行ミッションです。乗組員はフランク・ボーマン船長、ジェームズ・ラヴェル司令船パイロット、ウィリアム・アンダース lunar module パイロットの3名でした。当初の計画から変更され、月周回軌道への投入を主な目的として急遽実施されました。
月周回軌道への到達とクリスマスイーブの放送
12月24日、アポロ8号は月裏側での逆噴射を行い、無事に月の周回軌道に乗りました。人類が地球以外の天体の重力に捕捉され、その周回軌道に入ったのは歴史上初めてのことです。同日夜、3人の宇宙飛行士は月軌道上からテレビ放送を行い、聖書の一節を朗読しながら地球へ向けてクリスマスのメッセージを送りました。
歴史的影響
このミッションの成功により、アメリカはソビエト連邦との宇宙開発競争において大きな優位性を確保しました。また、宇宙から撮影された「地球の出(アースライズ)」は、地球の儚さと美しさを人類に改めて認識させ、環境保護運動などにも大きな心理的影響を与えました。
ポイント
- アポロ8号は1968年12月21日に打ち上げられた。
- 人類史上初めて地球以外の天体の周回軌道に乗った有人宇宙船である。
- 乗組員はフランク・ボーマン、ジェームズ・ラヴェル、ウィリアム・アンダースの3名。
- 月軌道上からのテレビ放送で聖書の創世記が朗読された。