科学・技術・8月24日
国際天文学連合が惑星の定義を採択した日
2006年8月24日、チェコ・プラハで開催されていた国際天文学連合(IAU)の総会において、太陽系の惑星の新しい定義が採択されました。これにより、それまで惑星とされていた冥王星が「準惑星」に再分類されるという歴史的な決定が下されました。
惑星の定義採択の経緯
国際天文学連合(IAU)の総会では、科学技術の進展に伴い発見された太陽系外縁天体などの大きさが冥王星に匹敵するかそれを上回る可能性があったことから、科学的な「惑星」の定義を明確にする必要性に迫られていました。議論の末、惑星とは「太陽の周りを回り、十分な質量を持つことで自己重力がちからを克服し、ほぼ球形の形状を持ち、その軌道上の周辺から他の天体を一掃しているもの」と定義されました。
冥王星の準惑星への再分類とその影響
この新しい定義に基づき、冥王星は「太陽の周りを回り、ほぼ球形である」ものの、「軌道上の周辺から他の天体を一掃していない」と判断されました。そのため、冥王星は惑星から除外され、新設されたカテゴリーである「準惑星(ドワーフ・プラネット)」に分類されることになりました。この決定は世界中の科学界だけでなく一般社会にも大きな衝撃を与え、太陽系の姿や天文学の教育現場における教科書の記述にも大きな変更をもたらしました。
ポイント
- 2006年8月24日にチェコ・プラハの国際天文学連合(IAU)総会で採択された。
- 太陽系の惑星の定義が初めて正式に文書化された。
- 冥王星が惑星から「準惑星」へと再分類された。