国際・8月5日
ソビエト連邦とアメリカなどがパグウォッシュ会議の開催に合意
8月5日は、科学者たちが核兵器廃絶や科学の平和利用について議論を行う「パグウォッシュ会議」の開催に関連する合意など、国際的な平和と科学のあり方に関わる動きが見られた日です。ここではパグウォッシュ会議の成り立ちと歴史的背景について解説します。
パグウォッシュ会議の背景
パグウォッシュ会議は、1955年に発表された「ラッセル=アインシュタイン宣言」をきっかけに提唱されました。この宣言には、バートランド・ラッセルやアルベルト・アインシュタインをはじめとする著名な科学者らが名を連ね、水素爆弾をはじめとする核兵器がもたらす人類の危機材を警告し、科学者たちが東西の対立を超えて核戦争防止のための議論を行うよう呼びかけました。
会議の開催とその影響
この呼びかけに賛同した世界の科学者たちが集まり、第1回会議がカナダのノバスコシア州パグウォッシュで開催されました。冷戦真っ只中において、アメリカやソビエト連邦などの科学者が政治体制の壁を越えて一堂に会し、非公式な場で核軍縮や科学者の社会的責任について率直な意見交換を行う場として、その後の国際的な軍縮機運に大きな影響を与えました。
ポイント
- パグウォッシュ会議はラッセル=アインシュタイン宣言を契機に発足した。
- 東西冷戦期において、対立する陣営の科学者が参加した対話の場として機能した。