阿寒湖経済の重鎮たちが頭を抱えている。これまでウチダザリガニたちが「マリモの丸さ」を担保に発行していた『硬質化債券』が、昨夜の急激な水温低下により一斉に担保割れを起こした。市場では、ザリガニ軍団が貸し出していた「藻屑(もくず)ファンド」の支払いが滞り、保有していたマリモが担保として次々に差し押さえられる事態に発展。阿寒湖証券取引所は緊急措置として、すべての緑色資産の売買を一時停止する「サーキットブレーカー」を発動したが、湖底の沈殿物からはザリガニたちの阿鼻叫喚が響き渡っているという。
今回の混乱の発端は、ザリガニ界隈で流行していた「高利回り・光合成投資スキーム」にある。彼らはマリモの成長速度を年利300%と見積もり、未来の光合成量を担保に過剰なレバレッジをかけていた。しかし、冬の到来による日照時間の減少で光合成効率が想定を大幅に下回り、投資の根拠が崩壊。マリモたちが「硬い・丸い」という資産価値を保てなくなった瞬間、ザリガニたちのハサミは差し押さえ執行の道具へと変貌した。専門家は「丸いものはいつか角ができる、というのが自然の摂理だが、彼らはそれを見誤った」と冷ややかに指摘する。
この問題の根底には、ここ数年進行していたマリモの過剰な証券化がある。かつては単なる水草の一種であったマリモが、今や投機対象として阿寒湖の経済を支配している歪な構造が露呈した形だ。ザリガニによる貸金業はこれまで、藻類界のインフラとして機能していたが、今回の暴落によりその脆弱性が白日の下にさらされた。当局は今後、マリモの所有権を巡る法的整理を急ぐ方針だが、肝心のマリモたちは「光合成に忙しい」として、経済界からのコメントを一切拒否している。
このニュースを受け、湖底の藻類界隈はパニック状態だ。SNS上の掲示板では「俺の貯金が全部ハサミに切り刻まれた」「丸ければ何でもいい時代は終わったのか」といった悲観的な声が飛び交い、一部ではマリモを投げ売りして食用の水草に乗り換える動きも見られる。一方で、今回の暴落を好機と捉えた一部の強欲なイトミミズ族が、差し押さえられたマリモを二束三文で買い叩こうと画策しており、さらなる混乱の火種がくすぶっている。
阿寒湖、ザリガニの「ハサミ・担保割れ」でマリモ市場に強制ロスカットの嵐が到来
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もう光合成する気力も失せるわ