マリモ界の名優として知られる藻山(78)が、自身の身体をマトリョーシカのように分割して内側に自分を格納する「多重入れ子構造」への進化を発表し、ファンに衝撃を与えている。藻山は記者会見で「役作りのために内面を深く掘り下げていたら、本当に中からもう一人の自分が出てきた」と語り、実際に自身の体から一回り小さな自分を取り出す実演を行い、会場を騒然とさせた。専門家によると、これは長年の光合成によるエネルギー蓄積が奇跡的に自己複製を促した可能性があるという。

本件は、極めて高い水分保持能力と細胞分裂の変異が複雑に絡み合った現象だ。マリモ界では通常、外側への成長が主だが、今回の「内側への増殖」は史上初の症例となる。藻山は「今後は舞台上で順々に中から自分が出てくる演出を行い、最終的には極小の自分と対話する哲学的な演目を披露したい」と意気込んでいる。この前代未聞のパフォーマンスに対し、湖底の演劇界からは賛否両論が巻き起こっており、一部では「もはや生物学的なホラーではないか」との懸念もあがっている。

藻山といえば、かつて『冬のソナタ(湖底版)』で主演を務め、数々の賞を総なめにしたレジェンド的存在だ。今回の発表は、単なる話題作りではなく、彼なりの「真の自分を探す旅」の一環であると見る向きも強い。しかし、内部から取り出された次なる藻山が、果たして元の藻山と同一の記憶を持っているのか、あるいは完全に別の人格として芽生えるのかについては、湖底科学アカデミーによる厳重な調査が必要とされている。

この驚愕のニュースに対し、湖底住民たちは困惑を隠せない様子だ。「内側から自分が出てくるってことは、本体が何層にもなるの?」「入れ子構造の隙間に何が詰まっているのか気になる」といった興味津々の声の一方で、「マリモ本来の丸さを失いつつある」「自己対話もここまでくると狂気を感じる」といった批判的な意見も相次いでいる。明日の『水底ワイド』では、藻山の体内から出てきた個体への単独インタビューが放送される予定だ。