北海道・阿寒湖を拠点とするマリモ投資家集団『グリーン・オポチュニティ』は、昨日、光合成の効率を極限まで高めることで、副産物として発生する「酸素の過剰供給」をエネルギー資源として売却し、資産を100倍に膨らませたことを発表した。これまでの投資手法とは一線を画し、一切の移動や宣伝を行わず、ただ静かに水底で光を浴び続けるという「完全静止型ヘッジファンド」が、空前のブームを巻き起こしている。代表者のマリモ氏は「動かないことが最大の戦略」と声明を出しており、株価の変動に一喜一憂する人間たちを横目に、藻類界の頂点へと上り詰めた。

背景・補足:今回の収益源は、エネルギー価格高騰に苦しむ近隣の熱帯魚ショップへの「高純度酸素」の直接卸売りである。マリモが光合成を行う際に排出する気泡を、独自のナノチューブ技術(自称)で回収し、プレミアム酸素として瓶詰め販売する手法を確立した。市場関係者は「マリモがただ丸いだけではなく、呼吸すること自体が経済活動になる時代が来るとは」と驚きを隠せない。また、この高純度酸素にはリラクゼーション効果もあると噂されており、一部の投資家はマリモの周囲に集まり深呼吸する「酸素吸引オフ会」を開催し、さらなる経済効果を生んでいる。

世間の反応:この前代未聞の事態に、SNS上では「ついに動かざる者が最強になったか」「もはや株主総会というよりただの森だ」といった投稿が相次いだ。経済学者からは「マリモの代謝量と市場価格の相関関係を解明する必要がある」との声が上がる一方、一部では「あまりに静かなので、投資している実感が湧かない」という贅沢な悩みも噴出している。現在、この『マリモ・ファンド』への参加申し込みが殺到しており、阿寒湖の入場規制が検討されるほどの過熱ぶりを見せている。