阿寒湖教育委員会は本日、長年マリモたちの生育を阻害してきた外来種、特に繁茂する『緑色の悪魔・マツモ』を徹底排除するための新科目『光合成独占講座』の開講を発表した。これまで温厚な成長を是としてきた教育界だが、放課後に湖底のスペースを不当に占拠する外来植物に対し、ついに実力行使ともいえるカリキュラムが導入される。授業では、光の通り道を物理的に塞ぐ遮光シートの展開技術や、隣接する水草の葉を巧みに絡めとる『絡合浸食戦術』が指導されるという。
本講座の背景には、昨今の水温上昇に伴う水草の異常繁殖がある。かつては共存を目指した『緑地調和カリキュラム』も存在したが、一部の若手マリモが「自らの直径を拡大するためには、光を独占しなければならない」という急進的な『光合成独占論』を提唱。これに呼応した生徒たちが、放課後の自主学習として、自らの繊維を伸ばして隣の茎を絞め殺す過激な技術を編み出し、学内の風紀が著しく乱れていた。当局はこの勢いを逆に利用し、正式な科目として体系化することで、水草に対する防衛戦略の主導権を握る狙いがある。
世間の反応は真っ二つに割れている。教育現場の改革を支持する声がある一方で、「共存の精神はどこへ行ったのか」という保守層からの嘆きも後を絶たない。特に高齢のマリモ世代からは「かつては丸く、静かに佇むことが美徳だった」と、最近の殺伐とした教育方針を憂慮する声が上がっている。今後は、この講座が湖底にどのような生態的変化をもたらすのか、専門家による厳重な監視が続く予定だ。
SNS上では「ついにマツモとの全面戦争か」「物理で解決する教育ってどうなの」といった投稿が相次ぎ、一時トレンド入りを果たした。授業初日には、さっそく意気揚々と湖底の特定エリアへ移動し、猛烈な光合成競争を展開する生徒たちの姿が見られ、周辺は騒然とした空気に包まれている。
脱・緑の侵略者!『マツモ撲滅・光合成独占講座』が全藻を震撼させる
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