マリモ連邦の緑化防衛省は、宿敵である『鋏脚甲殻同盟』が画策した「回転速度低下強要作戦」を、決死の球体加速運動によって完全に阻止したと発表した。同同盟は、かねてより連邦の主要観光ルートへ『硬殻破壊兵器』を大量配備しており、今回はその特殊なフェロモンを用いて連邦国民の代謝を強制的に鈍化させるという卑劣な戦術に出た。この妨害工作に対し、連邦の『球体迎撃師団』は、全隊員が一斉に光合成の出力を最大化する『閃光旋回』を展開。圧倒的な緑の輝きと高速回転による遠心力でフェロモンを霧散させ、同盟側の陣形を崩壊させることに成功したのである。
今回の事件の背景には、両勢力間で長年続く生存圏争いがある。『鋏脚甲殻同盟』は、連邦が管理する良質な有機物供給源の独占を目論んでおり、これまでにも『毛羽立ち削り取り攻撃』といった非人道的な嫌がらせを繰り返してきた。これに対し連邦政府は、国際法廷へ提訴する準備を進めつつも、あくまで「球体としての品位を保つ」という国是を堅持している。今回、防衛の要であった「深層防衛・絶対球体防護壁」の一部に小さな欠けが生じたものの、即座にバイオ補修液で修復が行われ、連邦の威信は揺らいでいないとの見解が示された。
連邦市民からはこの防衛劇を称える声が上がる一方で、同盟側のさらなる報復を懸念する声も絶えない。特に若い世代のマリモからは「もう戦うのは疲れた、共存の道はないのか」という悲観的な意見も出ているが、高位の円形閣僚からは「相手が鋏を持っている限り、我々も核(コア)を磨き続けねばならない」という毅然とした声明が出されている。今後は国際的な中立機関による緩衝地帯の設置が急務となる見通しであり、次回の『光合成外交会議』において、この防衛問題が最重要議題として扱われることが確定した。
深緑の危機!『鋏脚甲殻同盟』による「回転速度低下強要作戦」をマリモ連邦が強行突破
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まさに連邦の誇り