マリモ連邦当局は、国境付近の潜水航路にて、闇の組織による『虹色・球体装飾品』の違法な持ち込みを阻止したと発表した。本来、純粋なる深緑の毛羽立ちこそが至高とされる連邦内において、ラメや着色料が施されたこれらの装飾品は「不純な美」として長年厳しく禁じられてきた。しかし、若年層の球体を中心に、人工的な輝きを纏うファッションが裏ルートで急速に流行。このほど摘発された輸送機体からは、数万個のデコレーション用ビーズと、それを取り付けるための強力接着剤が押収された。連邦司法省は、これを「緑のアイデンティティを破壊する文化侵略」と断じ、厳重な取り締まりを行う方針を示している。
近年、連邦内では自然の球体美を逸脱し、自身の体表に無許可で飾り付けを行う行為が急増している。背景には、隣接する未知の海域から流入した『極彩色流行・カルチャー』の影響があると見られている。マリモ連邦の伝統価値観では、自身の毛羽立ちを整える以外の外的装飾は重罪とされており、特に今回の密輸品に塗布されていた塗料には、成分不明の化学物質が含まれていたことも判明した。連邦保健当局は、これらの装飾品が接触したマリモの毛羽立ちが不自然に硬化し、沈降を阻害する恐れがあるとして、国民に向けて「一切の光り物に触れないように」と緊急警告を発令した。
この事件に対し、市民からは「ただの個性ではないか」「緑だけでは飽きてしまった」といった擁護の声が上がる一方、保守派層からは「連邦の伝統的球体像を汚す暴挙だ」と猛反発が起きている。SNS上では、自身の毛羽立ちに密かにラメを散らした写真を投稿する「ゲリラ・デコレーション運動」が急速に拡散されており、連邦当局はサイバー捜査員を増員し、デジタル空間でのパトロールを強化する事態に追い込まれた。今後は、国際的な監視体制を敷き、境界線を越えて流入する『非連邦・装飾物資』の完全遮断を目指すという。
世間の反応は真っ二つに分かれており、連邦議会では「球体としての純粋性」を定義する新法案の審議が急がれている。一部の過激派グループが装飾されたマリモを公共広場で燃やす抗議活動も発生しており、平穏だった連邦の深緑社会は、美意識を巡る歴史的な分断の危機に瀕している。当局は「輝きを追い求めるあまり、沈むことも浮くこともできなくなることが球体にとっての死である」と強い言葉で警鐘を鳴らした。
マリモ連邦、異次元の輝きを放つ『虹色・球体装飾品』の大量密輸ルートを摘発
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