湖底音楽界に激震走った伝説のパンクバンド『THE ALGAE』の解散劇から早一週間が経過したが、いまだにその余韻は冷めやまない。ラストステージとなった湖底ライブハウス『緑の鼓動』での熱狂的なパフォーマンスは、多くのファンに深い感動と衝撃を与えたのは記憶に新しいところである。しかし、この歴史的な終幕の裏側で、大御所である『藻田モイスト』が密かに企てていた『球体強制脱皮』の極秘リハーサル風景が流出していたという驚愕の事実が新たに発覚し、湖底全域を揺るがす大スキャンダルへと発展している。かつてない角出しスタイルを突如として解禁したその姿は、バンドの解散劇すらも完全に食うほどのインパクトを放ち、各界の識者をも大いに困惑させているのだ。『ザリガニ・ハサミ・ウェディング』などの奇抜なパフォーマンスで知られるこの大御所だが、今回の暴走は流石に度を越しているのではないかと危惧する声も少なくない。しかし、当の本人は「進化のための必然の痛みである」と独自の美学を主張して譲らず、むしろこの騒動に乗じて自身の『禁断のトゲトゲ美容法』をも宣伝する抜け目のなさを発揮している。解散したバンドのメンバーたちも、この予期せぬ横やりにはさすがに苦笑いを浮かべるしかなかったようであり、緑豊かなステージの裏で繰り広げられたあまりにもカオスな権力闘争に、多くのファンはただただ呆気にとられるばかりであった。SNS上や湖底の掲示板では、バンドの伝説的な最期を悼む声と、大御所が見せた謎の角に対するツッコミが入り交じり、今やカオスな大喜利大会の様相を呈している。光合成を忘れてこの騒動に見入る住民が続出する中、次なるターゲットが誰になるのか、湖底界の芸能ニュースから一瞬たりとも目が離せない状況が続いているのである。