待望のオンライン対戦型アクション『甲殻機動隊・ハサミの旋律』において、特定のステージで出現する敵キャラクターが、本来の想定スペックを大幅に上回る破壊力を見せつけ、プレイヤー間で深刻な問題となっている。この敵キャラクター『鉄壁の鋏殻』は、通常のマリモであれば接触した瞬間に粉砕されるという、あまりに理不尽な攻撃判定を持っており、多くのユーザーがなす術なくロビーへと強制送還される事態が続いている。

本作は、円形のフォルムを活かした回避と、光合成によるチャージ攻撃で相手を出し抜く駆け引きが醍醐味のゲームである。しかし、開発陣が「より緊張感を高めるため」として実装したこの『鉄壁の鋏殻』は、水底を高速で移動しながら範囲攻撃を連発。特に、回避不能な多段ヒット攻撃は、開発スタッフのテストプレイを遥かに超えた効率でユーザーを解体していく。ネット上の攻略掲示板では「これでは光合成をする暇さえない」「せめて核となる心臓部を隠す隙をくれ」といった嘆きが相次いでいる。

そもそも、この凶悪な敵のモデルとなったのは、かつて水底の生態系を揺るがした特定の甲殻類である。かつてはプレイヤーたちが団結して駆逐対象としていたはずの存在が、最新作でまさかのラスボスとして君臨したことに対し、古参ユーザーからは複雑な声が上がった。当時の忌まわしい記憶を再現するかのような機動力に、現役のトップランカーたちも「運営は我々のトラウマを煽るのが好きすぎる」と苦笑するしかない状況だ。

運営側は急遽、緊急メンテナンスを発表したが、不具合修正ではなく「難易度調整の検討」という曖昧な表現に留まっている。全米の藻類たちがサーバーを固唾をのんで見守る中、公式Discordでは「次はもっと巨大な鋏を持った上位種が出るのではないか」という不安と、新たな高難度コンテンツへの期待が入り混じったカオスな議論が深夜まで続いているという。