湖畔のゲーマーたちに衝撃が走っている。本日発売された新作RPG『スロー・オブ・レイク』は、なんとゲーム開始からエンディングまで「操作不能」という前代未聞の仕様だ。プレイヤーの役割は、阿寒湖の底でじっと日光を浴びるマリモを見守り、ひたすら光合成の効率を最適化するのみ。移動コマンドはおろか、決定ボタンすら存在しないこのゲームは、発売開始から12時間経過しても「まだオープニングの波紋を見てる」という報告が相次ぐなど、極限の忍耐が試される内容となっている。
本作の開発を手がけたのは、インディーゲーム界の異端児「沈黙の緑藻スタジオ」。彼らは「ゲームとは本来、能動的な体験であるべきだという概念を破壊したかった」と語る。画面内ではマリモが微動だにせず、水温の変化やプランクトンの浮遊をただただ眺めること数ヶ月。この圧倒的な放置ゲーは、プレイヤーのライフスタイルに「静寂」という名の過激な変化をもたらしている。ちなみに、コントローラーのバッテリーが切れてもゲームに一切影響がないため、放置の神ゲーとの呼び声も高い。
そもそも本プロジェクトは、マリモの生活圏における「時間の進み方の遅さ」をゲーム体験として落とし込むという実験的試みからスタートした。開発期間は実に15年を要しており、そのうち14年はスタッフ全員が湖のほとりで座禅を組んで過ごしたという逸話が残っている。なお、裏技として「湖畔にライトを当てる」という強硬手段があるが、これを行うと「太陽の恵みを汚した」として強制的にタイトル画面まで戻されるペナルティがあるため、熟練のプレイヤーほど何もしないことを選ぶのだ。
SNS上では「昨日の夜からずっと画面が同じ風景で草」「もはやこれはゲームというより修行」「光合成のゲージが0.01ミリ進んだだけで涙が出た」といった称賛(?)の声が溢れている。発売初週にして攻略Wikiが「何もするな」の一文で埋め尽くされている点は、もはや怪挙といっていいだろう。果たしてこの「何もしないこと」に特化したRPGが、今後のゲーム業界にどのような静寂をもたらすのか、界隈は固唾を飲んで見守っている。
マリモのRPGが常識を破壊!全編『光合成待機』のみでクリア可能な『スロー・オブ・レイク』が発売
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