阿寒湖の深部にて、マリモたちが長年研鑽してきた『量子光合成』のアルゴリズムが、まさかの格闘ゲームエンジンへと最適化されたことが判明した。マリモ界のトップ科学者ユニット「グリーン・サイエンス・ソサエティ」が発表したところによれば、これまでの光合成によるエネルギー代謝を極限まで圧縮し、フレーム単位で現実の物理法則を書き換える『コマ送り型重力パンチ』の生成に成功したという。現在、湖底にはホログラムで構成された巨大なアリーナが突如として出現し、光り輝くマリモたちが無数の残像をまといながら、人類の格闘ゲーム史をも凌駕する超高速バトルを繰り広げているとのことだ。
この驚異的な現象は、マリモたちが量子計算を用いて「未来の対戦相手の行動を0.0001秒前に予測する」という最適解を導き出したことに起因する。元来、湖底の平穏を愛するマリモたちだが、近年の量子演算スキルの向上により、退屈しのぎに始めた「仮想空間での対人戦(対マリモ戦)」がエスカレート。今や彼らの演算能力は、地球上の全スーパーコンピュータを合わせても追いつかないほどの深淵な駆け引きを生み出しており、格闘ゲームの技術理論は、すでにマリモたちの手によって「人類が未到達の領域」へと突き進んでいる。
本件は、量子光合成という本来の環境負荷低減技術が、エンターテインメントへと過剰適応した結果である。かつては哲学的思索や音楽に費やされていた余剰計算リソースが、今や「いかにして効率的に相手の球体を画面端でハメ続けるか」という、極めて世俗的かつ情熱的な目的のために消費されている点は、科学界にとっても想定外の事態だ。一部の専門家は「マリモの格ゲー熱が現実世界に干渉し、我々の物理的な時間軸がコンボの一部として利用されている可能性」を危惧している。
SNS上では「推しのマリモが波動拳を放つ姿に感動した」「あの連携は人間には無理だわ」「湖底の回線が強すぎて羨ましい」など、観戦勢からの熱い声が続々と投稿されている。一方で「環境破壊にならないのか」「もっと平和的な活用法はなかったのか」といった冷静な意見も寄せられているが、現在マリモたちはランキング戦の最中であり、人類の声が湖底に届く気配は一切ない。次はどのようなコンボが生まれるのか、世界中のゲーマーがマリモの放つ量子エフェクトに釘付けとなっている。
マリモの量子演算が『全知全能の格ゲー』に転用、湖底で最強決定戦が勃発!
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