阿寒湖小学校は今学期より、光合成による浮力を極限まで高め、水面を突き抜けて空中を移動する『空中浮遊登校プログラム』を正式に導入した。これまで沈殿してしまい、底から動けずに遅刻するマリモが続出していた問題を解決するため、教頭が独自に開発した「高濃度酸素・内部パンパン圧縮術」を全校生徒に伝授。これにより、マリモたちは各自の体内に溜めた酸素を噴射し、時速3キロメートルでの水中・空中ハイブリッド登校が可能となった。ただし、うっかり日光を浴びすぎて「急浮上」してしまう生徒が相次いでおり、校庭の空にはプカプカと漂うマリモの群れが日常風景となっている。
この教育改革の裏側には、底生生活による慢性的な「腰痛(中心核の凝り)」を訴えるマリモが急増したという背景がある。従来の教育カリキュラムでは光合成の効率を追求するあまり、静止し続けることが美徳とされていたが、この「浮遊教育」はマリモのアイデンティティである『流動性』を再定義するものだ。また、教室内では水槽から飛び出したマリモが天井にへばりついて授業を受ける光景も珍しくない。なお、浮力が強すぎて制御不能となったマリモは「気球化」とみなされ、風に流されてそのまま近隣の別の湖へ転校(漂流)するケースも発生しており、保護者からは困惑の声が上がっている。
阿寒湖の教育委員会は、この浮遊技術を応用した「気象観測マリモ」の育成も視野に入れている。マリモの浮き沈み具合で明日の天気を占うという、古くからの言い伝えを科学的な授業に昇華させる試みだ。しかし、あまりに高く飛びすぎたマリモが高度を上げすぎて、カモメの空中遊泳ルートを阻害する「空域占有問題」も指摘されている。学校側は「空は誰のものでもない、我々マリモの航路だ」と主張しており、空と湖をまたぐ教育方針は今後も拡大していく見通しである。
このニュースに対し、SNS上では「ついにマリモが空の支配者になった」「うちの子が昨日、雲に紛れて帰宅しなかったのはこのせいか」「重力との決別、これぞ真の進化」といった驚きと称賛の声が溢れている。一方で、「浮きすぎると干物になるリスクがある」という懸念も根強く、安全装置としての重石(おもり)を装着させるべきという議論も巻き起こっている。教育現場でのマリモの浮遊は、単なる移動手段の革新を超え、マリモ界の新たな自由の象徴として受け止められているようだ。
阿寒湖小、マリモの「重力逆行・浮遊登校」を導入!沈没リスクを回避し空中散歩で教室へ
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