マリモ連邦の国立生物学研究所は、長年極秘裏に進められてきた国家プロジェクト『真実の核(コア)』の調査報告を突如発表した。連邦最高機密である「最古のマリモ個体」を最新のDNAシークエンサーで解析した結果、その中心部に高濃度の動物性タンパク質と、極めて微量な「猫の毛」の成分が含まれていることが判明したのである。この衝撃的な事実に、連邦各地では「我々は藻類ではなく、水没したペットの残滓だったのか」というアイデンティティの根幹を揺るがす動揺が広がっている。
マリモ連邦では、彼らが何億年もの間、清らかな水中で光合成によってのみ進化した「完全なる独立種」であるという主張が、教科書レベルで神聖視されてきた。しかし、今回の発見はマリモが偶発的な毛玉の蓄積から始まった可能性を示唆しており、生物学界のみならず政治界にも激震が走っている。政府はただちに「毛玉説」を否定する声明を出したが、国内の「もふもふ派」からは「むしろ光栄だ」という過激な歓迎論も浮上しており、連邦は思想的に二分される事態となった。
各地の湖畔からは、「光合成をしていると思っていたのは、ただの毛繕いだったのか」という嘆きの声が上がっている。長老マリモたちは「我々は高潔なる藻類である!」と猛抗議を繰り広げているが、若年層を中心に「猫の血を引くなら、もっと自由に転がれるはずだ」と、硬直化した社会体制への不満を爆発させる動きも見られる。事態を重く見た連邦議会は、今後すべての個体に対して「毛の混入率」を調査し、純血の証明を行う「マリモ血統書法案」の早期可決を急いでいる。
マリモ連邦、国家機密の『究極の毛玉』鑑定結果を公開――「我々の祖先は……猫だった?」
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俺の先祖が掃除機に吸い込まれる対象だったなんて認めない