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ボヤリ

擬態語

機械や金属製品が、力なく、あるいは頼りなく動いたり、灯火が今にも消えそうな状態で明滅したりする様子を表す言葉。

ボヤリの意味

「ボヤリ」は、完全な動作や輝きとは対照的に、どこか不安定で鈍い状態を指します。機械であれば、力強く回るべきモーターが不規則に回転したり、焼き付いた金属がぼんやりと鈍い光を放ったりする情景に用いられます。また、古い乗り物のエンジンが今にも停止しそうな際の、弱々しく不規則な振動や排気音のニュアンスを含むこともあります。はっきりとした強固な状態ではなく、輪郭が曖昧で消え入りそうな様相を表現するのに適したオノマトペです。

使い方・使われる場面

主に古い機械や整備不良のエンジンに対して使われることが多い表現です。例えば、錆びついたギアが摩擦によって鈍い音を立てる様子や、電圧が不安定で照明機器が明滅するような場面で用いられます。擬音としての側面だけでなく、機械の状態が不完全で、どこか物悲しさや頼りなさを感じさせる情景描写としても効果的です。物語の中では、廃工場や古い乗り物の描写において、視覚的・聴覚的な寂れ感を強調する効果があります。

使用例

ニュアンス・似た表現との違い

「ギラギラ」や「ガタガタ」といった明瞭で力強い金属音とは異なり、エネルギーが枯渇しかけているような、どこか曖昧でぼやけた印象を与えます。対象物が古びていることや、機能が十分に発揮されていない「不全感」を伴うのが特徴です。悲壮感や郷愁を誘うような、少しレトロで哀愁漂うニュアンスが含まれるのがこの言葉の大きな魅力です。

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