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バッタリ

擬態語

急に倒れる様子や、思いがけず人と出会う様子を表す擬態語。予測できない出来事が突然発生した瞬間の動きや状況を簡潔に表現する。

バッタリの意味

「バッタリ」には主に二つの意味がある。一つは、力尽きたり勢い余ったりして、前触れもなく急に倒れる様子。「バッタリと倒れる」のように用いられ、抵抗の余地がない突然の動作を示す。もう一つは、長らく会っていなかった人と偶然出会う様子。予期せぬ場所で知人と遭遇した際に「バッタリ会う」といった表現で使われる。いずれの意味においても、時間の経過や準備のプロセスを飛び越え、ある事象が突如として発生する「唐突さ」や「偶然性」がこの語の根幹にある。

使い方・使われる場面

倒れる動作については、病気や過労、あるいは強烈な衝撃を受けた際に体勢を崩す状況で使われることが多い。悲報を聞いて呆然と倒れ込む際にも用いられる。「バッタリ」という音には、固い地面に体が打ち付けられるような乾いた響きと、その後の静止が含まれている。一方、出会いの場面では、商店街や旅先など日常的な空間において、驚きを伴う再会を強調する役割を果たす。「バッタリ出くわす」という表現は、それが完全に予期せぬ出来事であったことを示唆する。

使用例

ニュアンス・似た表現との違い

物理的な落下や倒壊を指す場合は、無機質な響きとともに「勢いよく何かが止まる」という停止のニュアンスが強い。対して人との遭遇を指す場合は、縁や運命といった「偶然の重なり」に対する驚きの感情が含まれる。いずれの場合も、事前の予兆が全くないという非連続性が強調される。どこか間の抜けた、あるいは少しドラマチックな驚きを表現する際にも用いられ、会話の中では物語を急転換させる際の接続詞的な役割を果たすこともある。

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