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ゴマスリ

擬態語

目上の相手に対しておべっかを使ったり、へりくだった態度で機嫌を取ったりする様子を表す擬態語的表現。転じて、その行為自体や人物を指す。

ゴマスリの意味

目上の人や権力者に対して、媚びへつらい、気に入られようと必死に機嫌を取る行為のこと。「胡麻を擂る(す)る」という言葉が語源であり、硬い胡麻を擂り潰すために力強く、執拗に擂り粉木を動かす動作が、相手の機嫌を取るために熱心に媚を売る姿と重ね合わされて生まれた表現である。単に礼儀正しい態度や好意を示すこととは異なり、自身の利益や保身を目的とした打算的なへつらいという否定的なニュアンスが強く含まれる。組織の中での処世術として揶揄されることも多く、対象の人物を「ゴマスリ」と呼ぶことで、軽蔑や批判の意図を込めて指すことも一般的である。

使い方・使われる場面

主にビジネスの現場や組織社会において、上司や有力者に対する過剰な追従を批判的に指摘する際に用いられる。「あいつはいつも社長にゴマスリばかりしている」といったように、特定の人物の行動を非難する際によく使われる言葉である。また、自分より立場の強い者に対して卑屈な態度をとる相手に対し、「ゴマスリはやめて堂々としたらどうだ」と諫める場面や、飲み会で上司にお酌をして回りながらおだてる行為そのものを指す場合もある。日常会話だけでなく、小説やドラマなどで権力にすがる人間を描写する際にも頻繁に登場する表現である。

使用例

ニュアンス・似た表現との違い

非常に強いネガティブな感情や軽蔑の念が含まれる表現である。主体的な努力や誠実さとは対極にある「卑屈さ」や「打算」を強調する言葉であり、言われた本人にとっては強い侮辱と感じられる可能性が高い。公共の場や目上の本人に対して直接使うことは極めて失礼にあたるため、主に陰口や客観的な観察として使われる。社会的な規範において「誇りを捨ててまで利益を求める行為」に対する冷ややかな視線がこの言葉の背後に存在している。

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