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チラリト

擬態語

ほんのわずかな時間、あるいは特定の対象に対して、意識的に視線を向ける様子を表すオノマトペ。

チラリトの意味

「チラリト」は、視線をさっと向けてすぐに外す動作や、あるものが視界の端に一時的に現れる様子を表現する言葉です。「チラリ」よりも少し古風で、あるいは文章的な響きを持ちます。誰かに視線を送る際に、恥じらいや躊躇、あるいは相手を盗み見るような、慎ましやかで控えめなニュアンスを伴うことが多いです。動作が非常に短時間で完結し、対象を直視し続けるようなことはありません。また、何かが見え隠れするような、断片的な状況を指す際にも用いられます。

使い方・使われる場面

主に小説や随筆など、情緒的な情景を描写する際に用いられます。会話で日常的に多用されることは少ないですが、特定の対象を気にかけている心理描写と組み合わせて使用されます。「視線をチラリト送る」「何かが物陰からチラリト見える」といった形式で使われ、その動作が非常に刹那的で、かつ何らかの意識が働いていることを強調するのに適しています。相手に悟られないように、あるいは無意識のうちに目が向いてしまう繊細な心の動きを表すのによく使われる表現です。

使用例

ニュアンス・似た表現との違い

「チラリ」と比較して、文語的で静かな印象を与えます。動作の速さだけでなく、対象との心理的な距離感や、そこにある僅かな緊張感、あるいは奥ゆかしさを演出する効果があります。少しレトロな文学的香りが漂い、あからさまな凝視ではなく、隠密性や慎ましさが強く感じられる言葉です。

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