← 擬音・効果音・オノマトペ辞典

ユックリ

擬態語

動作や経過する時間が標準よりも遅い様子を表す擬態語。急がず、ゆとりを持って行動したり進んだりする状態を指す。

ユックリの意味

動作、速度、進行などが滞りなく、あるいは急がずに緩やかであることを意味する。急激な変化や慌ただしさとは対照的に、間隔を置いて進む様子や、落ち着いた精神状態を表す場合にも用いられる。物理的な移動速度が遅いことだけでなく、時間の経過がゆるやかに感じられる心理的な状況も指すことがある。また、命令形や勧誘の形をとることで、相手に対して落ち着くよう促したり、配慮を求める場面でも使用される汎用性の高い表現である。

使い方・使われる場面

主に動作の速度を形容する際に用いられる。「ユックリ歩く」「ユックリ話す」のように動詞を修飾する副詞的な使い方が一般的である。また、「ユックリしていってね」のように、相手の滞在を歓迎したり、気遣いを示す挨拶や社交辞令としても頻繁に使われる。漫画等の表現では、キャラクターの動作がスローモーションであることを示す際や、巨大な対象物が移動する際の重厚感や緩慢さを強調する効果音的な役割として、大きな文字で書き込まれることもある。

使用例

ニュアンス・似た表現との違い

単に速度が遅いというだけでなく、どこか余裕や落ち着き、あるいは怠惰や無防備といったニュアンスが含まれることがある。文脈によっては、警戒心を解いている状態や、相手を急かさないという配慮の温かみが感じられる言葉である。ただし、皮肉として「ユックリしすぎだよ」のように、あまりの遅さに苛立ちをぶつける際にも使用されるため、語調や状況による使い分けが必要となる。

関連するオノマトペ

問題を報告する