← 擬音・効果音・オノマトペ辞典

ズサン

擬態語

計画や準備が不十分で、取り扱いが雑で粗っぽい様子を表す言葉。準備不足による不安や不穏な空気を内包する。

ズサンの意味

もともとは漢字で「杜撰」と書き、書物の誤りが多いことを指す言葉であったが、現代では計画の甘さ、準備の欠如、仕事や管理のいい加減さ全般を指す表現として定着している。オノマトペ的感覚で「ズサン」と発音する際は、物事が適当に処理され、いつ破綻してもおかしくないような不安や、緊張感を欠いた状態を強調する際に用いられる。計画の骨組みが崩れていることによる頼りなさや、責任の所在が曖昧な混沌とした状態をも示唆する。

使い方・使われる場面

ビジネスの現場や管理体制について論じる際に使用されることが多い。「管理がズサンだ」と表現することで、手続きやセキュリティが疎かになっているという重大な欠陥や、それに伴う組織内部の危機管理能力の低さを鋭く指摘する効果がある。また、漫画や小説では、悪役の計画が詰めが甘いことを強調したり、あるいは崩壊の予兆として登場人物が状況を省みる際に用いられ、静まり返った失敗直前の張り詰めた空気を演出する役割を果たす。

使用例

ニュアンス・似た表現との違い

単に失敗したということではなく、準備段階から「手抜き」や「無関心」があったという非難のニュアンスが強い。そのため、この言葉を発すること自体がその状況に対する強い警鐘や、憤り、あるいは呆れを含んだ緊張感を伴うことが多い。本来の意味よりも、今の状況の危うさを突く響きがある。

関連するオノマトペ

問題を報告する