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クタッ

擬態語

弾力や張り、活気を失い、力が抜けて柔らかく折れ曲がる様子や、心身が疲れ切って崩れる様を表す擬態語。

クタッの意味

対象物が持つ本来の張りが失われ、柔らかく力なくしおれた状態を指す。植物の葉が水分を失って萎れる様子から、人間が過度な疲労や脱力によって座り込んだり、倒れ込んだりする動作まで幅広く使われる。単に物理的な形状の変化だけでなく、精神的な気力の減退や、張り詰めていた緊張が解けてふにゃりとすることを意味する。触感としては、元来の硬さが失われ、抵抗感なく身を任せている柔らかく頼りない状態を指すことが多く、ネガティブな状況だけでなく、過度な緊張からの解放という文脈でも用いられる。

使い方・使われる場面

主に身体的な疲労感や脱力を描写する際に多用される。「長い残業のあと、椅子にクタッと座り込む」といった表現のように、能動的な力を失った状態を示すことが多い。また、料理の分野でも、茹でた野菜や煮込まれた食材が元の食感(シャキシャキ感など)を失い、柔らかく煮崩れた様子を表現する際に「クタッとするまで煮込む」といった言い方で一般的に用いられる。比喩的な表現としては、驚きや落胆によって力が抜ける様子にも使われるなど、日常の幅広い場面で馴染みのある言葉である。

使用例

ニュアンス・似た表現との違い

「クタッ」には、急激に力が抜けるというよりも、重力に身を任せて自然と崩れていくような、無防備で少し哀愁を帯びたニュアンスが含まれている。「ふにゃり」よりも少し重みや疲労感を感じさせ、単なる柔らかさだけでなく、活力の減衰という要素が強い点が特徴。他者に対して使うと、その人の気の毒な様子や疲労の深さを強調する効果がある。

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