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バタン

擬音語

扉や蓋などが勢いよく閉まる際に発せられる、重く硬い音。動作の急激な停止や衝撃を伴う閉鎖を表す。

バタンの意味

「バタン」は、扉、窓、あるいは蓋などが力強く、あるいは勢い余って閉まる際に生じる衝撃音を指す擬音語である。単に閉まる音だけでなく、その動作に伴う勢いや衝撃の強さを想起させるのが特徴である。建付けの良い扉がカチリと閉まるような軽微な音ではなく、木製や金属製の扉が枠に強く打ち付けられた際のような、重厚かつ鋭い響きを伴う閉鎖状況で頻繁に用いられる。また、比喩的に、人が力尽きて倒れ込む様子や、極度の疲労などでベッドに投げ出される動作を「バタンと倒れる」と表現する場合もある。

使い方・使われる場面

主に建築物や家具の開閉動作描写に用いられる。日常会話では「ドアをバタンと閉める」といった風に、強い苛立ちや急いでいる心情と組み合わせて語られることが多い。また、漫画や小説では、人物が部屋から出ていく際の怒りの感情表現や、帰宅した際の疲労困憊の様子を強調するために「バタン」という擬音を配置することで、読者に臨場感のある情景を想起させる効果がある。静寂を破る唐突な音としての役割も大きく、緊張感を高める演出としても頻用される。

使用例

ニュアンス・似た表現との違い

単に閉まるという動作だけでなく、そこに付随する「勢い」「荒っぽさ」「急激さ」といった感情や勢いを内包している。無意識な閉鎖音よりも、意思を持って強く閉じた場合や、外的要因で激しく動いた場合に適した語である。そのため、丁寧な動作には不向きであり、日常的な騒々しさや、ドラマチックな場面転換において強いインパクトを与える響きを持つ。

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