ゴゴゴゴッ
効果音漫画や映像作品において、重厚なものが迫ってくる様子や、背後に漂う威圧感、地震などの激しい振動を表現する際に用いられる迫力のある擬音語。
Xで共有ゴゴゴゴッの意味
もともとは『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズをはじめとする日本の漫画文化において、強大な敵の登場や、周囲の空気が一変するような圧倒的な威圧感を視覚的に伝えるために多用されるようになったオノマトペである。地響きのような低音の振動が空気を通じて伝わってくる様をカタカナで連ねることで、静寂の中に潜む異常な気配や、巨大なエネルギーが放出される直前の緊張感を見事に表現している。近年では、ネットスラングとして、何らかの事態が急激に悪化しそうな予兆や、周囲が騒がしくなり始めた状況を指して、「何かが起きる」という期待と不安が入り混じったニュアンスで使用されることも増えている。
使い方・使われる場面
主に何か強大な力が発動する前兆や、登場人物の放つ殺気が強すぎて空間が歪んでいるように見える際に効果音として書き込まれる。また、SNSなどで不穏な噂が広まり始めた時や、誰かが怒っている様子を「背景にゴゴゴゴッとエフェクトが見える」と比喩的に表現するなど、現実の心理的プレッシャーを説明するためにも使われる。真剣な場面だけでなく、ギャグ漫画においてキャラクターが空回りしている様子を強調する際など、あえて大袈裟な音を添えることでユーモラスな演出として機能させることも多い。
使用例
- 強敵が物陰から姿を現した瞬間、背景にはゴゴゴゴッと文字が踊っていた。
- 上司が激怒して会議室に入ってきた時、背後からゴゴゴゴッと音が聞こえる気がした。
- 遠くで雷鳴が轟き、ゴゴゴゴッと地響きのような音が鳴り始めた。
ニュアンス・似た表現との違い
物理的な破壊音というよりも、気配や圧力といった目に見えないエネルギーが視覚化されたような独特の重量感を伴う。非常にキャッチーかつインパクトが強いため、真面目な状況描写から、誇張表現を用いたコミカルなシーンまで幅広いシーンで使い分けられる柔軟性がある。恐怖や緊張を煽る効果が高い一方、多用しすぎると過剰な演出に見えるため、ここぞという見せ場に置かれることが多い言葉である。