歴史・12月30日
中国で蒋介石が西安事件から解放されて南京に戻った日
12月30日は、中国の政治家である蒋介石が西安事件から解放され、首都・南京へ戻った日です。この出来事は、日中戦争を前にした中国の政治情勢において重要な転換点となりました。一連の交渉と和解を経て、国共合作への道が開かれることとなりました。
西安事件と蒋介石の拘束
1936年12月、中国・西安において、東北軍を率いる張学良と西北軍の楊虎城が蒋介石を監禁し、内戦停止と一致抗日を迫る「西安事件」が発生しました。当時、蒋介石は共産党討伐を優先していましたが、日本の侵略に対する危機感から、抗日を求める勢力との対立が深まっていました。
解放と南京への帰還
事件後、周恩来ら中国共産党代表団も西安に入り、ソ連の意向なども背景に、内戦停止と共同して日本に対抗する方向での交渉が行われました。その結果、蒋介石は安全の保障と引き換えに解放され、12月30日に西安を離れて首都である南京へと帰還しました。
その後の影響
南京に戻った蒋介石は拘束中の約束を直ちに文書で認めたわけではありませんでしたが、事実上の内戦停止と抗日への方向転換が図られました。これにより、国民党と共産党の間で第二次国共合作が形成される基盤が整い、日中戦争全面化に向けた国内体制の変化につながりました。
ポイント
- 蒋介石が西安事件から解放され南京に戻ったのは12月30日である。
- 事件を引き起こした主要人物は張学良と楊虎城である。
- この事件を契機に、中国国内で抗日を目的とした国共合作への動きが加速した。