科学・技術・12月27日
ケプラーが『新天文学』を刊行した日
12月27日は、天文学者のヨハネス・ケプラーが自身の著書『新天文学』を刊行した日です。この著作で発表された「ケプラーの法則」の最初の2つは、天文学における革命的な発見となりました。近代天文学の基礎を築いた重要な出来事として知られています。
'新天文学'の刊行と発見
1609年、ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーは『新天文学』(原題:Astronomia Nova)を刊行しました。この著作の中で、ティコ・ブラーエの精密な観測データに基づき、火星の軌道解析が行われました。その結果導き出されたのが、惑星は太陽を一つの焦点とする楕円軌道を描くという「ケプラーの第1法則」と、惑星と太陽を結ぶ線分が単位時間に掃く面積が常に一定であるという「ケプラーの第2法則」です。
歴史的影響と背景
当時、天体は完全な円軌道を描いて等速運動をしているという長年の常識が支配していましたが、ケプラーの発見はこの宇宙観を根底から覆しました。『新天文学』における物理学的なアプローチを用いた軌道計算は、その後のアイザック・ニュートンの万有引力の法則の発見へとつながる重要な足がかりとなりました。
ポイント
- ヨハネス・ケプラーが『新天文学』を刊行したのは1609年である。
- 本書には、惑星の運動に関する「第1法則(楕円軌道の法則)」と「第2法則(面積速度一定の法則)」が発表された。
- ティコ・ブラーエの観測データがこの発見の基礎となった。