科学・技術・12月24日
ウクライナの超大型輸送機An-225「ムリーヤ」が初飛行した日
12月24日は、ウクライナ(当時はソビエト連邦)のアントノフ設計局が開発した世界最大の超大型輸送機An-225「ムリーヤ」が初飛行を行った日です。「ムリーヤ」はウクライナ語で「夢」を意味し、その圧倒的な積載能力と巨体で知られる航空史上の傑作機となりました。
An-225「ムリーヤ」の初飛行
1988年12月24日、An-225「ムリーヤ」は初飛行に成功しました。ソ連の宇宙開発計画において、大型宇宙往還機「ブラン」やロケット部品を空中輸送することを主な目的に設計・製造されました。6基のターボファンエンジンを備え、最大離陸重量は航空機史上最大級を誇る怪物機でした。
その後の影響と歴史的運命
ソ連崩壊後はウクライナのアントノフ航空に引き継がれ、その唯一無二の巨大な貨物室を活かして、世界の大型・重量貨物の商業輸送(プロジェクト・カーゴ)で活躍しました。しかし、2022年のロシアによるウクライナ侵攻の際、キーウ近郊のホストメリ空港(アントノフ空港)に駐機していた同機は戦闘により破壊され、世界中に大きな衝撃を与えました。
ポイント
- An-225「ムリーヤ」の初飛行日は1988年12月24日である。
- 機体名の「ムリーヤ」はウクライナ語で「夢」を意味する。
- 世界で唯一機のみが実用化された超大型輸送機であった。