歴史・12月17日
チュニジアでジャスミン革命の契機となる抗議活動が起きた日
2010年12月17日、チュニジアの地方都市シディ・ブジッドで、行商人の青年が警察の取り締まりに抗議して焼身自殺を図りました。この事件を契機に同国内で政権に対する不満が爆発し、のちに「ジャスミン革命」と呼ばれる一連の民主化闘争へと発展しました。
事件の発端
2010年12月17日、チュニジア中部のシディ・ブジッドにおいて、大学を卒業しながらも職に恵まれず、無許可で野菜や果物の行商をしていたモハメド・ブアジジが、警察官による商品や秤の没収および暴行を受けたことに抗議し、州庁舎前で自身の体に火をつけました。この青年の一連の抗議行動と当局の対応は、若者の高失業率や経済格差、警察官の汚職に対する人々の怒りに火をつけました。
ジャスミン革命への発展と影響
シディ・ブジッドでの抗議活動は瞬く間にSNSなどを通じてチュニジア全土に拡散し、長期独裁政権を敷いていたベン・アリ大統領に対する大規模な反政府デモへと発展しました。事態の収拾を図るも鎮圧に失敗したベン・アリ政権は、2011年1月に崩壊し、大統領は国外へ脱出しました(ジャスミン革命)。この一連の動向は、のちに中東および北アフリカ各地に反政府デモの波を波及させ、「アラブの春」と呼ばれる歴史的転換点の契機となりました。
ポイント
- 2010年12月17日にチュニジアのシディ・ブジッドで抗議活動が発生した。
- 行商人モハメド・ブアジジの焼身抗議が引き金となった。
- この出来事はのちの「ジャスミン革命」および「アラブの春」の契機となった。