文化・芸術・12月10日
アタテュルク廟が完成
12月10日は、トルコ共和国の初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクの遺体がアンカラのアタテュルク廟に埋葬され、最終的に完成した日です。トルコ国民の統合の象徴であるこの建築物は、同国の近代化と建国精神を伝える重要な記念建造物となっています。
アタテュルク廟の完成と経緯
ムスタファ・ケマル・アタテュルクは1938年11月10日に亡くなりました。彼の死後、遺体を安置するための記念建造物(廟)の建設が計画され、コンペティションを経て建築家レメト・オルハン・ベイターのデザインが採用されました。アンカラのラステペ地区に建設が進められ、長年の工事を経て1953年12月10日に、アタテュルクの遺体がこの廟へ正式に埋葬され、完成を迎えました。
歴史的背景と現代への影響
アタテュルクは、オスマン帝国の崩壊後にトルコ共和国を建国し、政教分離や文字改革などの大規模な近代化改革(ケマリズム)を断行した指導者です。アタテュルク廟は「アニトカビル」とも呼ばれ、トルコ国内における最大の国民的聖地の一つとなっています。毎年命日や国民の祝日には多くの公式関係者や市民が訪れ、トルコ共和国のアイデンティティと民主主義の象徴として敬意が捧げられています。
ポイント
- ムスタファ・ケマル・アタテュルクはトルコ共和国の初代大統領である。
- アタテュルク廟の建設には建築家のレメト・オルハン・ベイターらが関与した。
- 1953年12月10日に遺体が廟へ移され、国家的な埋葬が行われた。
- 所在地はトルコの首都アンカラである。