歴史・12月8日
ローマ教皇ピウス9世が回勅『インマクラータ・デウス』を発布し無原罪の懐胎を定義
1854年12月8日、ローマ教皇ピウス9世が回勅『インマクラータ・デウス(Ineffabilis Deus)』を発布し、聖母マリアの「無原罪の懐胎」をカトリック教会の教義として正式に定義しました。この布告は、マリア論における重要なマイルストーンとなりました。
『インマクラータ・デウス』の発布と無原罪の懐胎の定義
1854年12月8日、ローマ教皇ピウス9世は回勅『インマクラータ・デウス』を発布しました。これにより、聖母マリアがその懐胎の最初から、原罪の汚れを一切受けていなかったという「無原罪の懐胎(Immaculate Conception)」が、カトリック教会の信仰箇条として公式に宣言されました。
歴史的背景とその後の影響
無原罪の懐胎についての議論は中世から教会内で続けられていましたが、ピウス9世の治下において正式な教義として最高位の定義がなされました。この定義は、のちの1858年のルルドでの聖母出現の伝承とも結びつき、カトリック教会における聖母マリアへの信仰をさらに深める大きな要因となりました。また、教皇権の強化を示す出来事の一つとも位置づけられています。
ポイント
- 1854年12月8日にローマ教皇ピウス9世が回勅を発布した。
- 回勅の名称は『インマクラータ・デウス(神の言い得ぬ御恵み)』である。
- 聖母マリアの無原罪の懐胎がカトリック教会の正式な教義として定義された。