科学・技術・12月2日
パイオニア10号が木星に最接近
1973年12月2日、アメリカの宇宙探査機「パイオニア10号」が木星に最接近しました。これは人類の探査機が初めて外惑星系に到達した歴史的な出来事であり、木星の観測やその放射線帯に関する貴重なデータをもたらしました。
パイオニア10号の木星最接近
パイオニア10号は1972年3月27日に打ち上げられたNASAの惑星探査機です。1973年12月2日(協定世界時では12月3日未明)、木星の雲頂から約13万キロメートルの距離まで最接近し、木星とその衛星のクローズアップ画像を初めて地球へ送信しました。これにより、未知の領域であった巨大ガス惑星の姿が初めて明らかにされました。
歴史的影響と成果
この最接近により、木星周辺の強力な放射線帯の存在が確認され、今後の外惑星探査機(ボイジャーなど)の設計に不可欠なデータを提供しました。また、パイオニア10号は木星の重力を利用して加速し、太陽系の脱出速度に達した初めての人工物となりました。機体には地球外知的生命体へのメッセージを記した金属板が搭載されています。
ポイント
- パイオニア10号は1972年3月に打ち上げられた。
- 1973年12月2日に木星に最接近した。
- 木星の強力な放射線帯を初めて観測した。
- 人類の探査機として初めて木星に到達した。