国際・11月29日
国連がパレスチナ分割決議を採択(1947年)
1947年11月29日、国連総会においてパレスチナ分割に関する決議(国連総会決議181号)が採択されました。これにより、イギリスの委任統治下にあったパレスチナの地に、ユダヤ人国家とアラブ人国家をそれぞれ建設する分割案が可決されました。この歴史的な決定は、その後のイスラエル建国と中東情勢の行方に決定的な影響を与えました。
パレスチナ分割決議の概要
1947年11月29日、ニューヨークで開催された第2次国連総会の本会議において、パレスチナをアラブ人国家とユダヤ人国家に分割する「パレスチナ分割案」が採択されました。投票の結果は賛成33カ国、反対13カ国、棄権10カ国でした。この決議では、両国家の独立のほか、エルサレムを国際管理下に置くことが定められました。
背景と影響
第一次世界大戦後のイギリスによる委任統治以降、パレスチナ地域では土地の帰属をめぐってユダヤ人とアラブ人の対立が激化していました。第二次世界大戦中のホロコーストを経てユダヤ人の移住が急増したこともあり、問題は国際連合へと持ち込まれました。分割決議の採択にユダヤ人側は賛同したものの、アラブ側は全面的に反発しました。翌1948年のイギリス委任統治終了とイスラエルの独立宣言に伴い、第1次中東戦争へと突入することになります。
ポイント
- 1947年11月29日に国連総会で採択された。
- パレスチナをユダヤ人国家とアラブ人国家に分割する内容だった。
- エルサレムを国際管理下とすることが定められた。
- アラブ側がこの分割案に強く反発し、のちの中東戦争の引き金となった。