歴史・11月28日
アベル・タスマンがタスマニア島を発見
1642年11月28日(ユリウス暦)、オランダの航海者アベル・タスマンが、ヨーロッパ人として初めてタスマニア島を発見しました。この発見はオランダ東インド会社による南方大陸探索の一環として行われたものです。タスマンの航海は、オセアニア地域の地理的知識を大きく広げる契機となりました。
タスマニア島発見の経緯
17世紀、オランダ東インド会社は未踏の南方大陸(メラニア・インコグニタ)の存在を確認し、貿易拠点を拡大するため、アベル・タスマンに探索の指揮を命じました。1642年にバタヴィア(現ジャカルタ)を出発したタスマンは、インド洋を南下したのち東方へ進み、11月28日に島影を確認しました。彼は当時オランダ東インド総督であったアントニオ・ヴァン・ダイメンの名にちなみ、この島を「ヴァンダイメンスランド(ヴァン・ダイメンの土地)」と名付けました。これがのちのタスマニア島です。
歴史的影響とその後
タスマンによる発見の後、この島は長らくヨーロッパ諸国から孤立していましたが、18世紀末以降にイギリスが植民地化を進めました。1856年には名称が発見者にちなむ「タスマニア」へと改称されました。タスマンの航海はタスマニア島だけでなく、のちのニュージーランドやトンガ、フィジーなどの発見にもつながり、大航海時代における太平洋地域の地理的解明に大きな足跡を残しました。
ポイント
- アベル・タスマンはオランダ東インド会社の航海者である。
- タスマニア島の発見日は1642年11月28日(ユリウス暦)である。
- 発見当時は「ヴァンダイメンスランド」と名付けられた。