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歴史・11月21日

エジプトで「アラブの春」につながるタハリール広場での衝突が激化(2011年)

2011年11月21日、エジプトの首都カイロにあるタハリール広場周辺で、軍部による統治の継続に抗議する市民と治安部隊との衝突が激化しました。同年2月にホスニー・ムバーラク大統領が失脚した後の民主化プロセスにおいて、軍最高評議会(SCAF)の権力維持に対する不満が爆発した形となりました。この一連の動向は、中東各地に波及した民主化運動「アラブの春」の重要な局面に位置づけられます。

タハリール広場での衝突の経緯

2011年初頭の「アラブの春」によってムバーラク政権が崩壊した後、エジプトでは軍最高評議会が暫定的に国家運営を担っていました。しかし、民政移管の遅れや軍部の権力温存に対する懸念から、市民や活動家らの不満が高まっていました。11月に入るとタハリール広場を中心に大規模な抗議集会が再燃し、11月21日前後には治安部隊との間で激しい衝突に発展しました。投石や催涙ガス、ゴム弾などが飛び交い、多数の死傷者が発生しました。

「アラブの春」とその後への影響

エジプトにおける一連の混乱と衝突は、長年続いた権威主義体制の崩壊がいかに困難を伴うかを示すものとなりました。治安部隊との衝突による犠牲者の増加は世論のさらなる反発を招き、軍部に対して速やかな民政移管と民主的な選挙の実施を求める圧力が一段と強まる契機となりました。

ポイント

  • 2011年11月21日、エジプトのカイロ・タハリール広場付近で衝突が激化した。
  • 軍最高評議会(SCAF)の暫定統治に対する抗議が背景にあった。
  • 「アラブの春」の一環として発生した民主化要求デモの緊迫した局面の一つである。