歴史・11月5日
アメリカ大統領選挙でエイブラハム・リンカーンが初当選した日
1860年11月5日、アメリカ合衆国大統領選挙が行われ、共和党のエイブラハム・リンカーンが第16代大統領に初当選しました。北部出身で奴隷制拡大反対を掲げるリンカーンの当選は南部諸国の反発を招き、のちの南北戦争の引き金となりました。
大統領選挙の背景
1850年代後半、アメリカでは新しく加入する州における奴隷制の是非をめぐって、北部と南部の対立が決定的なものとなっていました。1854年のカンザス・ネブラスカ法成立などを経て既存の政党秩序が揺らぐ中、反奴隷制を掲げる新興政党として勢力を伸ばしたのが共和党でした。1860年の選挙では、民主党が北部と南部に分裂したこともあり、共和党のエイブラハム・リンカーンが選挙人投票で過半数を獲得して勝利しました。
その後の影響と南北戦争への道
リンカーンの当選確実が伝えられると、奴隷制維持を死活問題と捉えていた南部諸国は激しく反発しました。サウスカロライナ州が同年12月に連邦離脱を宣言したのを皮切りに、南部諸州が相次いでアメリカ合衆国からの離脱を表明し、アメリカ連合国(南部同盟)を結成しました。翌1861年4月、サムター要塞への攻撃を契機として南北戦争が勃発し、アメリカの歴史上最大の危機を迎えることになりました。
ポイント
- 1860年11月5日にアメリカ合衆国大統領選挙が実施された。
- 共和党のエイブラハム・リンカーンが第16代大統領に初当選した。
- リンカーンの当選が引き金となり、南部諸州が連邦を離脱して南北戦争へと発展した。