科学・技術・11月4日
マリナー10号が水星に向けて打ち上げられた日
1973年11月4日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の無人惑星探査機「マリナー10号」が打ち上げられました。マリナー10号は、史上初めて複数惑星の観測を行い、とりわけ水星に接近してその表面を初めて撮影することに成功した歴史的な探査機です。
マリナー10号の打ち上げと目的
マリナー10号は1973年11月4日にケネディ宇宙センターから打ち上げられました。当時の主な目的は、金星と水星のフライバイ(接近通過)を行い、それぞれの惑星の大気、表面、物理特性を観測することでした。ひとつの探査機を利用して複数の惑星を観測する計画は、当時としては画期的な挑戦でした。
水星探査の成果とその影響
マリナー10号は1974年から1975にかけて計3回にわたり水星に接近し、水星表面の約45パーセントをカバーする詳細な写真を撮影・地球へ送信しました。これにより、クレーターに覆われた月面によく似た水星の姿が初めて明らかにされ、希薄な大気や磁場の存在など、その後の太陽系形成論に大きな影響を与える貴重なデータがもたらされました。
ポイント
- マリナー10号は1973年11月4日に打ち上げられた。
- 史上初めて金星と水星の両方を訪れた探査機である。
- 水星表面を初めて撮影し、詳細なデータを地球に送信した。