科学・技術・10月29日
ジョン・グレンがマーキュリー・アトラス6号で再宇宙飛行(スペースシャトル搭乗)
10月29日は、かつてアメリカの宇宙飛行士ジョン・グレンがスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗し、最高齢での宇宙飛行記録を樹立した日です。1962年にアメリカ人初の地球周回軌道飛行を成功させたグレンは、約36年の時を経て再び宇宙へ飛び立ちました。この飛行は、高齢者の宇宙飛行における医学的データの収集など、多大な成果を残しました。
ジョン・グレンの再宇宙飛行の概要
ジョン・グレンは1998年10月29日、スペースシャトル・ディスカバリーのSTS-95ミッションにペイロード・スペシャリストとして搭乗し、宇宙へ旅立ちました。当時77歳だったグレンは、それまでの宇宙飛行士としての経歴に加え、高齢者が宇宙環境に及ぼす影響を調査するための被験者としても重要な役割を果たしました。このミッションは約9日間に及び、同年11月7日に無事地球へ帰還しました。
歴史的背景とマーキュリー計画からの歩み
グレンは1962年2月20日にマーキュリー・アトラス6号(フレンドシップ7)に搭乗し、アメリカ人として初めて地球周回軌道飛行を成功させた英雄でした。その後、政治家に転身して上院議員を長く務めましたが、宇宙への情熱を持ち続けました。NASAとの長年の交渉の末、高齢宇宙飛行の医学的研究という名目で再飛行の機会を得ることが実現しました。
その後の影響と意義
この再宇宙飛行は、年齢の壁を越えた挑戦として世界中で大きな話題となりました。宇宙飛行が身体に与える老化現象と無重力状態の類似性に関する医学的データが多く収集され、将来の宇宙探査や高齢者の宇宙飛行の可能性を広げる契機となりました。
ポイント
- ジョン・グレンは1998年10月29日にスペースシャトル・ディスカバリー(STS-95)で宇宙へ飛行した。
- 飛行当時、ジョン・グレンの年齢は77歳であり、最高齢の宇宙飛行記録となった。
- 1962年のマーキュリー・アトラス6号での地球周回飛行から、約36年ぶりの宇宙飛行であった。