歴史・10月28日
自由の女神像がアメリカに献納された日
10月28日は、アメリカ合衆国の独立100周年を記念してフランスから贈られた「自由の女神像」が、ニューヨークのベドルズ島(現リバティ島)で落成・献納された記念すべき日です。両国の友好の証として建立されたこの像は、現在ではアメリカの自由と民主主義の象徴となっています。ここでは、献納に至る歴史的背景やその後の影響について解説します。
自由の女神像の献納と除幕式
1886年10月28日、ニューヨーク港のベドルズ島において、自由の女神像の除幕式およびアメリカへの献納式が盛大に挙行されました。フランスの彫刻家フレデリック・オーギュスト・バルトディがデザインし、内部の骨組みはエッフェル塔の設計者でもあるギュスターヴ・エッフェルが手掛けました。資金難や工事の遅れを乗り越え、構想から長い年月を経てついに完成の時を迎えました。
歴史的背景と両国の友好
自由の女神像(正式名称:世界を照らす自由)は、フランスの政治学者・思想家であるエドゥアール・ルネ・ド・ラ・ボーブレールの提案により発案されました。アメリカ合衆国の独立100周年を祝い、かつアメリカ独立戦争を支援したフランスとの友情を記念するため、フランス国民からの募金によって制作されました。台座の建設はアメリカ側が担当し、両国の協力によってプロジェクトが成り立ちました。
その後の影響と象徴としての意義
完成後、自由の女神像はニューヨーク港に入港する移民たちを最初に迎えるシンボルとなり、「新天地での自由と機会」を象徴する存在となりました。1924年には国定記念物に指定され、1984年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。現在に至るまで、アメリカの民主主義や自由の普遍的なシンボルとして、世界中から親しまれ続けています。
ポイント
- 自由の女神像の正式名称は「世界を照らす自由」である。
- フランス国民からの寄付によって制作され、アメリカに贈られた。
- 像の内部構造の設計はギュスターヴ・エッフェルが担当した。
- 1984年にユネスコの世界遺産に登録された。