歴史・10月16日
第一次バルカン戦争が開戦
1912年10月16日、モンテネグロがオスマン帝国に対して宣戦布告し、第一次バルカン戦争が勃発しました。バルカン半島諸国が同盟を結んでオスマン帝国に挑んだこの戦争は、ヨーロッパの勢力バランスを大きく揺るがし、後の第一次世界大戦への導火線の一つとなりました。
第一次バルカン戦争の開戦
1912年10月16日、モンテネグロの宣戦布告を皮切りに、セルビア、ギリシャ、ブルガリアからなるバルカン同盟と、オスマン帝国との間で戦争が開始されました。長年にわたりバルカン半島で支配を続けてきたオスマン帝国に対し、同盟諸国は領土の解放と拡大を目指して一致団結して攻勢に出ました。
背景と展開
19世紀以降、オスマン帝国の衰退に伴い、バルカン半島ではナショナリズムが高揚していました。ロシアの支援を受けたバルカン諸国は秘密裏に同盟を締結し、軍備を整えていました。開戦後、バルカン同盟軍は圧倒的な勢いでオスマン帝国軍を各地で破り、急速に領土を拡大しました。
その後の影響
戦争はオスマン帝国の敗北に終わり、1913年5月のロンドン講和条約によってオスマン帝国はヨーロッパ側の領土の大半を失いました。しかし、獲得した領土の分配をめぐって勝国間で対立が生じ、間髪入れずに第二次バルカン戦争へと突入することになりました。一連のバルカン戦争は、オーストリア=ハンガリー帝国とロシア帝国の対立を激化させ、1914年の第一次世界大戦勃発へとつながる重要な歴史的転換点となりました。
ポイント
- 1912年10月16日に開戦した。
- モンテネグロの宣戦布告が端緒となった。
- バルカン同盟(セルビア、ギリシャ、ブルガリア、モンテネグロ)がオスマン帝国と戦った。
- オスマン帝国はヨーロッパにおける支配地域の大部分を喪失した。