国際・10月6日
国連総会で「包括的核実験禁止条約(CTBT)」が採択(1996年)
1996年10月6日、国連総会において「包括的核実験禁止条約(CTBT)」が採択されました。この条約は、あらゆる環境で行う核兵器の実験的爆発およびその他の核爆発を禁止することを目的としています。冷戦終結後の国際的な軍縮および不拡散の流れにおける重要な画期となりました。
包括的核実験禁止条約(CTBT)採択の背景
冷戦期を通じて、米ソを中心とする超大国間で多くの地下核実験を含む膨大な数の核実験が実施されました。冷戦終結後、核兵器の拡散防止とさらなる近代化の阻止を目指し、地下実験を含むすべての核実験を完全に禁止する条約の交渉が国連の枠組み等で本格化しました。1996年に国連総会で圧倒的な賛成多数により採択に至りました。
条約の仕組みと現状
CTBTは、いかなる場所であれすべての核爆発実験を禁止することを掲げています。発効には、条約の付聴に指定された特定の原子力用施設等を持つ44カ国の批准が要件とされています。採択から年月を経た現在も、一部の対象国の未批准により正式な発効には至っていませんが、準備委員会が組織され、世界中に設置された観測所ネットワークを通じて核実験を監視する体制が維持されています。
ポイント
- 1996年10月6日に国連総会で採択された。
- 地下実験を含むあらゆる核兵器の実験的爆発を禁止する。
- 発効には特定の44カ国の批准が必要とされている。