社会・9月23日
スウェーデンで世界初の労使協定である「サルツシェーバーデン協定」が結ばれた日
9月23日は、スウェーデンにおいて労働市場の主要な中央組織の間で世界初となる包括的な労使協定「サルツシェーバーデン協定」が結ばれた日です。この協定は、同国の労使関係の基礎を築き、長期にわたる安定的な経済発展と福祉国家の形成に大きな影響を与えました。ここでは、この協定が締結された歴史的背景とその意義について解説します。
サルツシェーバーデン協定の締結
1938年9月23日、スウェーデンの労働組合中央組織(LO)と使用者団体中央組織(SAF)の間で「サルツシェーバーデン協定」が結ばれました。首都ストックホルム近郊のサルツシェーバーデンで行われた会議で合意に至ったことからこの名が付けられています。国家の直接的な介入を避け、労使の自主的な話し合いによって労働争議の解決や雇用秩序の維持を図ることを目的としていました。
歴史的背景とその後の影響
当時のスウェーデンでは、労働争議によるストライキやロックアウトが頻発し、社会的な問題となっていました。政府が法規制によって介入する動きも見られる中、労使双方が自主的にルールを定める必要性に迫られていました。この協定の締結により、紛争解決の手続や解雇の制限などの基本ルールが確立され、スウェーデンは「労使協調」のモデル国家として知られるようになりました。この協定を基盤としたシステムは、のちに「スウェーデン・モデル」と呼ばれる経済・社会政策の重要な柱となりました。
ポイント
- 1938年9月23日にスウェーデンで締結された。
- 労働組合中央組織(LO)と使用者団体中央組織(SAF)の間で結ばれた世界初の包括的な労使協定である。
- 国家の介入に頼らず、労使の自主交渉によって労働問題の解決を図る仕組みを作った。