歴史・9月18日
日中国交正常化に向けた田中角栄首相の訪中
1972年9月18日、日本の田中角栄首相が日中国交正常化を実現するため、中華人民共和国の首都・北京に向けて出発しました。この訪問は、戦後長らく断絶していた日中関係の歴史的転換点となりました。
訪中の背景
第二次世界大戦後、日本と中国(中華人民共和国)の間には国交がない状態が続いていました。1972年7月に発足した田中角栄内閣は、早期の日中国交正常化を外交の最重要課題の一つに掲げました。同年2月の米中関係の急接近(ニクソン大統領の訪中)も背景にあり、日本政府も中国との関係改善を本格的に進めることとなりました。
北京到着と首脳会談
田中角栄首相は9月18日に羽田空港を出発し、同日中に北京に到着しました。現地では周恩来総理らによる出迎えを受けました。その後の首脳会談において、日中両国の懸案事項であった戦争状態の終結や外交関係の樹立について本格的な交渉が行われました。
その後の影響と日中共同声明
一連の首脳会談の結果、1972年9月29日に「日中共同声明」が調印され、両国の国交が正常化されました。この声明により、中華人民共和国が中国の唯一の合法政府であることが確認され、日中間の外交関係が正式に樹立されることとなりました。
ポイント
- 1972年9月18日、田中角栄首相が訪中のため北京へ出発した。
- 北京空港では周恩来総理らが出迎えた。
- 同年9月29日に日中共同声明が調印され、国交が正常化された。