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科学・技術・9月15日

ソ連の無人宇宙船「ゾンド5号」が打ち上げられ、月周回後に地球帰還

1968年9月15日、ソ連は無人宇宙船「ゾンド5号」を打ち上げました。同機は月を周回した後に地球へ帰還し、史上初めて月周辺を飛行して地球に戻った生物(カメやハエなどの昆虫類)を乗せた宇宙船となりました。

ゾンド5号の打ち上げと月周回

1968年9月15日、ソ連邦はバイコヌール宇宙基地から無人宇宙船「ゾンド5号」を打ち上げました。ゾンド計画は、有人月飛行を見据えて開発された一連の宇宙船による探査計画です。ゾンド5号は順調に飛行を続け、月に接近してその周辺を周回することに成功しました。

生物の月飛行と地球帰還

ゾンド5号の最大の特徴は、カメ、ワインバエの卵、植物、細菌などの生体試料を搭載していたことです。月を周回した宇宙船が地球の大気圏に再突入し、インド洋に着水して回収されるまでの過程を経て、搭乗していた生物は無事に生存したまま地球に帰還しました。これは宇宙開発史において、月周辺を飛行して地球に戻った初の生物となりました。

その後の影響

ゾンド5号の成功は、ソ連の宇宙開発における重要なマイルストーンとなりました。有人月飛行に向けた安全性、特に大気圏再突入時の過酷な条件や生命維持システムの検証において大きな成果を上げ、米ソの宇宙開発競争におおいに影響を与えました。

ポイント

  • 1968年9月15日に打ち上げられた。
  • 無人宇宙船として月を周回し、地球に帰還した。
  • カメなどの生物を乗せて月周辺を飛行し、生還した初の宇宙船である。
  • インド洋に着水し、ソ連の回収船によって回収された。