文化・芸術・9月14日
ダンテ『神曲』の執筆完了とされる日
9月14日は、イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの代表作である叙事詩『神曲』が執筆を完了したとされる日です。西洋文学史における最高峰の一つに数えられる本作は、ダンテの死の直前に完成したと伝えられています。中世ヨーロッパの世界観を凝縮したこの大作は、後世の文学や芸術に多大な影響を与えました。
『神曲』の執筆と完成
ダンテ・アリギエーリは、政治的な対立から故郷フィレンツェを追放され、イタリア各地を流浪しながら『神曲』の執筆を進めました。地獄篇、煉獄篇、天国篇の三部から構成されており、長年の歳月をかけて生み出されました。伝統的に、ラヴェンナで死去する直前の1321年9月14日ごろに全篇の執筆が完了したとされています。
作品の背景と後世への影響
『神曲』は、古代ローマの詩人ウェルギリウスに導かれながら地獄、煉獄、天国を巡るという宗教的・哲学的 allegory(寓意)に満ちた作品です。当時の学問やキリスト教的宇宙観が総合されており、トスカーナ方言で書かれたことがイタリア語の基礎を形成する上でも決定的な役割を果たしました。西洋文化の根底をなす古典として、現在に至るまで世界中で読み継がれています。
ポイント
- ダンテ・アリギエーリによる叙事詩である。
- 「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」の3部構成からなる。
- 1321年9月14日頃に執筆が完了したと伝えられている。