歴史・9月14日
アメリカで「人権法(Civil Rights Act of 1957)」が成立
1957年9月14日、アメリカ合衆国で「1957年公民権法(Civil Rights Act of 1957)」が成立しました。これは南北戦争後のレコンストラクション期以来、約80年代ぶりとなる連邦レベルでの実質的な公民権関連法案の成立であり、特にアフリカ系アメリカ人の投票権を保障するための重要な一歩となりました。
法案成立の背景
1950年代初頭からアメリカ国内では公民権運動が活発化していました。南部諸州ではジム・クロウ法などにより、アフリカ系アメリカ人に対して事実上の投票権制限や人種隔離政策が広く行われていました。こうした状況を改善するため、ドワイト・アイゼンハワー政権の下で連邦政府が公民権を保護する法制化に向けた動きが本格化しました。
法律の内容と影響
この法律により、アメリカ司法省内に公民権局が新設され、投票権を侵害された市民に対して連邦裁判所へ差し止め請求を行う権限が与えられました。また、投票権の妨害を調査する「アメリカ合衆国公民権委員会」が設置されました。南部議員の反対により法案の内容は大幅に妥協を強いられたものの、その後の1964年公民権法や1965年投票権法へとつながる重要な土台となりました。
ポイント
- 1957年9月14日にアメリカで「人権法(Civil Rights Act of 1957)」が成立した。
- 南北戦争後における最初の連邦公民権法である。
- アフリカ系アメリカ人の投票権保護を主な目的としていた。
- 司法省への公民権局の設置や公民権委員会の設立を規定した。