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社会・8月31日

モルドバでモルドバ語(ルーマニア語)が公用語に制定された日

8月31日は、モルドバにおいてモルドバ語(ルーマニア語)が公用語に制定された記念すべき日です。ソビエト連邦末期の言語を巡る政治的・社会的な動きの中で決定されました。この日を記念して、モルドバでは国民の祝日「私たちの言語(Limba Noastră)」が祝われています。

公用語制定の経緯

モルドバ(当時はモルダビア・ソビエト社会主義共和国)において、1989年8月31日に最高会議がモルドバ語を公用語とする法律を採択しました。これにより、キリル文字表記からラテン文字(ルーマニア語と同じ)表記への移行も決定され、言語的・文化的なアイデンティティの回復に向けた大きな転換点となりました。

国民の祝日「Limba Noastră」

現在、モルドバでは毎年8月31日が「Limba Noastră(私たちの言語)」または「Limba noastră cea română(私たちのルーマニア語)」と呼ばれる国民の祝日として定められています。首都キシナウをはじめ各地で詩の朗読会や文化的イベントが開催され、母語の重要性を祝う日となっています。

歴史的背景と名称を巡る議論

ソ連時代、モルダビア国内ではロシア語が優遇され、モルドバ語はキリル文字での表記が義務付けられていました。独立に向けた気運が高まる中で言語法が改正され、その後の独立宣言へとつながっていきました。なお、憲法上の言語名称を「モルドバ語」とするか「ルーマニア語」とするかについては、政治的・社会的な議論が長年にわたり続けられてきました。

ポイント

  • 1989年8月31日にモルダビア最高会議で公用語に関する法が採択された。
  • モルドバ語の表記文字がキリル文字からラテン文字に変更される契機となった。
  • 現在、8月31日は国民の祝日「私たちの言語(Limba Noastră)」として祝われている。