社会・8月30日
日本で「大気汚染防止法」「水質汚濁防止法」などが成立した日
8月30日は、日本において環境保全や公害対策の法的枠組みが大きく前進した重要な日です。1970年のこの日、第65回臨時国会において「大気汚染防止法」や「水質汚濁防止法」を含む公害関連法案が成立しました。急速な高度経済成長の裏で深刻化していた大気汚染や水質汚濁に対処するため、国レベルでの強力な規制と対策が講じられる契機となりました。
法律成立の背景
日本は戦後の高度経済成長期に伴い、工業生産力が飛躍的に向上した一方で、工場などから排出される有害物質による深刻な公害問題を抱えることになりました。特に四大公害病をはじめとする健康被害が社会問題化し、国民の間で環境保護を求める声が急速に高まりました。これを受けて政府および国会は、従来の個別的・局地的な対応から脱却し、全国一律の基準で環境汚染を規制するための法整備を急ピッチで進めることとなりました。
大気汚染防止法と水質汚濁防止法の概要
1970年の臨時国会で成立した「大気汚染防止法」は、工場や事業所からの煙やガスなどの排出規制を強化し、国民の健康と生活環境を保護することを目的としました。また同時に成立した「水質汚濁防止法」は、公共用水域の水質汚濁を防止するため、工場等の排水規制や基準の設定を行いました。これらの法律は、その後の日本の環境法制の基礎となり、度重なる改正を経ながら現代に至るまで日本の環境保全の要となっています。
ポイント
- 1970年(昭和45年)の第65回臨時国会で成立した。
- 大気汚染防止法と水質汚濁防止法が同時に成立・整備された。
- 高度経済成長期の深刻な公害問題に対処するために制定された。