国際・8月27日
モルドバがソビエト連邦からの独立を宣言
1991年8月27日、モルドバ共和国の議会がソビエト連邦からの独立を宣言しました。これは前月にソ連で起きたクーデター未遂事件の失敗や、周辺共和国の独立の動きを受けて行われたものです。モルドバにとって歴史的な転換点であり、同国の国家主権を確立する重大な出来事となりました。
独立宣言の背景
1991年8月中旬、ソビエト連邦の保守派によるクーデター未遂事件(8月クーデター)が発生し、これを機にソ連邦を構成する各共和国で急速に独立の動きが高まりました。モルドバ最高会議(議会)は1991年8月27日に緊急会合を開き、ソ連からの独立を全会一致で採択しました。独立宣言では、モルドバの国名が「モルドバ共和国」に変更されることが確認され、憲法の優位性や国境の不可侵が謳われました。
その後の影響
独立宣言の後、モルドバは国際社会からの承認を次々と獲得し、同年12月にはソ連の解散に伴って独立国家共同体(CIS)に加盟しました。しかし、国内においては、スラブ系住民が多数を占める沿ドニエストル地域との間で政治的対立や武力衝突(沿ドニエストル紛争)が発生するなど、独立に伴う国内統治や領土の一体性をめぐる課題が表面化しました。
ポイント
- モルドバの独立宣言は1991年8月27日に行われた。
- 独立宣言の前月にはソ連でクーデター未遂事件が発生していた。
- モルドバは独立後に国連加盟などを果たし、国際社会の一員となった。