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歴史・8月26日

大津事件でロシア皇太子ニコライが日本を出国した日

1891年(明治24年)8月26日、大津事件の負傷療養および事後処理を終えたロシアの皇太子ニコライ(後の皇帝ニコライ2世)が、日本を離れウラジオストクへ向けて出国しました。この事件は、訪日中の外国要人が日本国内で襲撃された重大な外交事件であり、日露関係や日本の司法権の独立に大きな影響を与えました。

大津事件の発生と出国への経緯

1891年4月、来日中のロシア皇太子ニコライが滋賀県大津市で警備の巡査・津田三蔵に切りつけられ負傷する「大津事件」が発生しました。ニコライは京都での滞在を経て神戸港へ移動し、軍艦でロシアへ帰還するため、同年8月26日に日本を出国しました。事件直後、ロシア側への配慮や皇室の安否を懸念する声が高まる中での出国となりました。

事件がもたらした影響

当時の日本政府は、ロシアからの報復を恐れ、大逆罪を適用して津田を死刑に処すよう圧力をかけました。しかし、大審院長・児島惟謙らは司法権の独立を守り、法律(刑法)に則って謀殺未遂罪を適用し無期徒刑(無期懲役)の判決を下しました。この判決は、日本の近代法治国家としての独立性を示すものとして歴史的に評価されています。

ポイント

  • ロシア皇太子ニコライが日本を出国したのは1891年8月26日である。
  • 事件は滋賀県大津市で発生し、実行犯は巡査の津田三蔵であった。
  • 司法の独立が守られ、大審院は謀殺未遂罪を適用して無期懲役の判決を下した。