今日は何の日カレンダー

歴史・8月25日

フランス革命期、人権宣言(人間および市民の権利の宣言)が採択される

1789年8月25日、フランス革命の最中に「人間および市民の権利の宣言」(人権宣言)が制憲国民議会によって採択されました。この宣言は、人間の自由や平等、国民主権などの近代人権思想の原点となった歴史的な文書です。その後の世界の憲法や人権保障に多大な影響を与えました。

フランス革命と人権宣言の採択

1789年に勃発したフランス革命の中で、旧体制(アンシャン・レジーム)の特権や身分制度を打破するため、同年8月25日(実際に条文の審議が進められ、前文を含む宣言が採択されたのは8月26日)、制憲国民議会は「人間および市民の権利の宣言」を採択しました。これは、アメリカ独立宣言などの影響を受けつつ、人間が生まれながらにして持つ不可侵の権利を明文化したものです。

宣言の主要な内容と理念

人権宣言は全17条からなり、「人は自由かつ平等に生まれ、権利においても生存する」という原則を掲げました。また、自由、財産、安全、および圧制に対する抵抗を自然権とし、主権は国民に存すること(国民主権)、法の下の平等、言論の自由などをうたっています。特定の個人や階級のためではなく、すべての人間にとって普遍的な権利を定めた点に大きな特徴があります。

その後の影響

この人権宣言は、フランス最初の憲法である1791年憲法的前文として採用されました。直接的にはフランス国内の近代化を推し進めるとともに、ヨーロッパ諸国や世界各地の近代憲法、人権宣言、さらには20世紀の「世界人権宣言」にいたるまで、国際的な人権基準の基礎となりました。

ポイント

  • 1789年8月25日(採択の審議が行われた日)にフランスの制憲国民議会で承認された。
  • 人間のもって生まれた自然権や国民主権、法の下の平等などを定めている。
  • 近代の民主主義および人権保障の発展において最も重要な文書の一つである。

関連する8月25日の出来事